憧れの一戸建てのマイホーム!と思っているみなさん。
マイホームの第一候補と言えば新築住宅かもしれませんね。新しい家での新生活に夢が膨らみますし、誰しもが新築住宅を思い描くものです。
「しかし、自分たちの予算的にいくら用意できるのか…」という視点に立った時、第二候補、第三候補の準備もしておかなくてはならないかもしれません。今や、中古住宅を購入しリフォームするという方法も広く受け入れられてきています。
あなたにとってベストなマイホームを選択する際に参考にして頂けるポイントを4つのポイントに分けてご紹介します。
もくじ
- 新築注文住宅
- 新築建売住宅の場合
- 中古住宅+リフォーム
- 住宅ローンの種類は?
4-1.フラット35
4-2.金融機関の住宅ローン
4-3. 住宅ローンを検討する前の注意点
1.新築注文住宅
ライフスタイルからの間取りのこだわり、家族構成、デザイン性に富んだ家、そんな思い描く家を買いたいという場合は、「注文住宅」となります。希望する暮らし方にそった機能や動線を入念に考えてもらえるのですから、「あなただけのオリジナルハウス」となるのです。これこそ、新築住宅の醍醐味かもしれません。
そこで、注文住宅のメリット・デメリットを比較してみましょう。
メリット
- 自分の好みを可能な限り反映した間取り、デザインに出来る
- 予算面でも調整が出来る。(こだわりの部分とそうでない部分が分けられる)
- 特殊な土地(旗竿地や狭小地)でも新築住宅が建てられる
- 家族の将来までをも見据えた間取り、デザインが可能
- 素材を選べる(無垢の床、珪藻土、木の天井など)
デメリット
- 打合せの期間が長引く。(すべて選べるので、決め事がたくさんある)
- 土地を先に選んでおく必要がある(そこにどんな家が建てられるかイメージがつかない)
- ゼロからのスタートであるため、建てる家のイメージがしづらい
- ローンの組み方が煩雑になる可能性がある
以上の事が挙げられます。
「自然素材でくつろぐ家」のBstyleでは、土地を除くおおよその本体坪単価は56万円~です。
2.新築建売住宅の場合
「出来上がった家でわかりやすい」「購入しやすい」のは①と同じ新築でも建売をしている住宅かもしれません。既に家が建っているいるので、展示場と同じですよね。外観も、間取りも、内装もすぐに確認ができます。子どもが生まれたら、子育て中は、夫婦二人になったら…ライフステージに合わせた暮らしぶりをイメージしやすいものではあります。一方で、どこかで妥協しなければならないのも事実。
そんな建売住宅のメリットとデメリットを比較してみましょう。
メリット
- すでに建っている家なので、そこに住むイメージが付き易い
- 家そのものをすぐに見ることができる
- 周囲に建つ家との関係性を事前に確認できる
- 家と土地とをまとめて購入するため、ローンを組む手順がラク
デメリット
- 購入者自身で、将来にわたっての住まい方を考える必要がある
- 手抜き工事を見抜くことが難しい(あってはならないことですがね)
- 将来のリフォームが難しい物件もある
以上の事が挙げられます。
土地を除く坪単価は、40~60万円の価格帯が一番多いとされています。
3.中古住宅+リフォーム
「家を持つなら新築が良い」と希望してはいても、気に入った場所に土地を探せないこともあります。特に人気のエリアではその傾向が強いでしょう。
そんな時は、中古住宅を購入してリフォーム(リノベーション)することを考えてみてはいかがでしょうか。ケースによっては、新築住宅購入費用の2~3割ダウンできることもありますから、エリアにこだわっている場合にはむしろ有利な選択となる可能性があります。
そんな「中古住宅+リフォーム」のメリット・デメリットを比較してみます
メリット
- 人気エリアであっても住宅を購入できる可能性が広がる
- 家の状態によっては、新築住宅よりも安く仕上げることもある
- 外観さえ気に入れば、地域に溶け込んだ家をそのまま生かすことができる
- 内部はリフォームやリノベーションで使い勝手を良くできる
- リフォームする箇所は内装材が選べます。
デメリット
- 強度の問題で取れない柱や壁があるため、思い通りの間取りにできないことがある
- 土地+中古住宅購入ローンとリフォームローンで支払いが二重になる可能性もある
- 購入してもリフォーム期間を要するため、すぐには住めない(新築でも工期があるので同じ)
- 高断熱、耐震まで考えると「ビフォー・アフター」のような大規模リフォームを行わないといけないので、新築より費用が多くなる
以上の事が挙げられるでしょう。
坪単価については、目安はありません。耐震診断によって耐震補強が必要である家もあれば、水回りだけの軽微なリフォームで満足できるケースもあるでしょう。
4.住宅ローンの種類は?
家を購入する時、大多数の方が住宅ローンを利用されます。手続きをスムーズに行うために、住宅ローンの種類や特徴を知っておくことは大事です。
購入する家の種類に合致するであろう住宅ローンについてご説明します。
4-1.フラット35
住宅金融支援機構と民間の金融機関がすることで提供される住宅ローンとして知られる「フラット35」の広告やリーフレットを目にしたことがあるかもしれません。
長期固定金利ですので、月々の返済額が一定であることから、支払計画を立てやすい商品として広く利用されています。
特に省エネ性・耐震性などに優れた優良な住宅には、一定期間金利が引き下げとなる「フラット35S」と言う優遇処置も準備されています。
これこそ、新築住宅(特に注文住宅)では狙い目のローン。
現在の建築にかかる基準をしっかり満たした家であれば、利用したい方が多くなっています。
4-2.金融機関の住宅ローン
民間金融機関が提供している住宅ローンが一般的によく目にすると思います。
審査基準は各金融機関独自のルールがあるので、「あちらでは通らなかったのに、こちらでは通った」という話も聞かれます。いくつかの金融機関へ出向き、条件を聞いたり、感触を確かめておくことが必要です。特に繰り上げ返済の手数料や、ローンの借り換えの手続きについては重要ポイントとなるでよく確認してみましょう。
4-3.住宅ローンを検討する前の注意点
住宅ローンを借りる上で、意外と知られていないのが、「かくれブラックリスト入り」という状況です。
携帯電話の本体費用を月々分割で支払えるプランが一般的です。分割=ローンなので、知らず知らずにローンの借り入れをしている事となります。
毎月きちんと通話料の引き落としができていますか?
気が付けば口座残高が足りず引き落としができていなかった、何か月かそれを繰り返したことがある、となるといわゆるブラックリストに入れられてしまうこともあるのです。
繰り返しますが、携帯電話本体の分割もれっきとしたローン(借金)です。少額とはいえ、この借金を遅延したことで経済的な信用力を失ってしまっている人が増加中という報道もなされました。
最後に
家を買うにあたり、「新築住宅か、中古住宅か」という選択と同時に、「住宅ローンはどうするか」ということも考えていくことになります。手に入れるモノとお金との関係ですから、切っても切れない問題です。
家を買う前に、調べなくてはならないことも多くあるのが住宅取得の現状です。大きなお金が動くマイホームの購入。「家が欲しいな」と思った瞬間から、情報収集を行っておかなければなりません。