無垢フローリングのイメージは傷つきやすい。床に残る傷は家族の思い出
無垢フローリングは傷が付き易いといったイメージありますよね。
これは建築に携わる私たちも同じイメージです。
事実、杉はもちろんの事、桧、パイン、サクラなどは耐傷性フローリングに比べて傷が付きやすのは確かです。
しかし、耐傷性や耐キャスター性などと書いていても、キャスターイスをゴロゴロ使用していると輪ダチではないですけど、形がつきます。
子供がおもちゃを落とせば同じような深さの傷が付きます。
今回はそんな傷について考えていきたいと思います。
写真では分かりにくいかもしれませんが、無垢フローリングと合板フローリングのキズの写真です。
無垢フローリング(サクラ)
無垢フローリング拡大(冬に撮った写真なので、フローリングに隙間が空いてますね)
合板フローリング
合板フローリング拡大
それぞれ男の子の子供さんがおられて、おもちゃを落とした時のキズになります。
無垢フローリングと合板フローリンの特徴
合板フローリンの特徴
- ウレタン塗装をしているので掃除が簡単、傷が付きにくい
- 接着剤で薄くスライスした木を貼り合せているので価格が安い
以上の特徴があるため、著しく普及してきました。
無垢フローリングの特徴
- 本物の木を加工しているので、一枚物で豪華
- 調湿してくれて表面がサラサラ
合板フローリンも、無垢フローリングもそれぞれメリットがあります。
しかし、年月の経過、傷、耐久性といった点ではどうでしょうか?
フローリングというのは、本来「無垢」の床材のことです。温もりがあって、豪華で、傷がついても味になる。
事実、リフォームで30年経過した家に行っても、無垢フローリングだと、経年変化が美しく、味わい深いフローリングになっています。もちろんそこには傷がついていますが、その傷を含めて味わい深いと表現できます。
また、30年経過した家のリフォームに行っても床がフワフワしている家は結構な確立で合板フローリング。理由は湿気などにより合板を貼りあわせている接着剤が剥がれてきたことが原因です。
無垢フローリングを貼っている家に行きフワフワしている場合、原因として、下地の木が腐ったりしている場合があります。しかし、無垢フローリング自体はまだ何十年も使用出来る床材となっています。
無垢フローリングは、確かにキズが付きます。
しかし、傷が付くのは、合板フローリングも同じこと。
「傷は、家族の歴史」、「思い出」 です。大切にとっておけばいいと思うのです。
「柱のキズは、一昨年~♪」という童謡もある位ですから、床に出来たキズも、大らかに楽しめばいいと思います。
それに、直そうと思えば、直せます。補修は、合板フローリングよりも簡単です。
プロに頼まなくてもDIYで出来ちゃいます。それが、また無垢フローリングの良さでもあるのです。
合板フローリンと無垢フローリング双方にメリット、デメリットがあるのは確かです。
どちらのメリットが勝るかはご家族次第ですが、どっちにしても傷がつくなら、本物の木を使用した無垢フローリングの方が、年々味わいが深まり経年変化の美しさを楽しめれるので、オススメします。
無垢フローリングは、家族の歴史を刻む床に残るのは、傷後ではなく「家族の思い出です」 !
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